聞かなくてもカイザーの瞳を見れば信頼されているのが分かる。
オレが黙っているとカイザーから口を開いた。

「オレのプロポーズを受けているしな」

うっ・・・!
この状況で、その理由・・・。
顔から火が出そうだ・・・。
自分の顔が真っ赤になっていくのが手に取るように分かる。
そんなオレを見て、カイザーは楽しそうに笑っている。

「ふっ。まぁ、冗談は置いて・・・。秘密を知った者は・・・」

・・・秘密を知った者は・・・。
今度はオレから先に言葉を繋ぎカイザーの言葉を制した。

「『生かして、おけない』・・・だろ?」

分かりきった事だ。
GX隊員では、一生かけても住める筈のないこの空間が結論を証明している・・・。

「一般的にはな。で、どうする?」



カイザーに付いていく
カイザーの誘いを断る